食文化の国境を越え、
新しい食を創出する

グローバル社会と言われて久しくなりますが、今後もこの流れは促進し、私たちの社会・生活に大きな影響を与え続けます。食文化も影響を受けている大きな一つの要素であり、日本の食は海外へ進出し、それぞれの地域で独自の発展を遂げています。逆も然りで、海外から日本へ持ち込まれる新しい食もまた独自の進化を遂げています。

食文化は伝統や歴史と並べて語られる事が多く、また「守らなければいけないもの」という考えも併せて述べられる場をよく見かけます。では、なぜ独自の進化を遂げるのでしょうか？

食文化の発展は、その地域の社会、風土、そして食べる人(顧客)の嗜好に適した食べ物を作る事が基礎にあります。顧客の悩みを解決するには、悩みを深く理解し、適した解決策を製品やサービスに変換させ、適切なメッセージ、価格、場所、宣伝方法までを倫理的かつ魅力的に提供しなければなりません。
その一連の活動に情熱を絶やさず頭を使い、失敗と学びを重ね、初めて「顧客の悩みを解決する商品」となりそれが食文化として形成されます。

私たちはこの「顧客の悩みを深く理解する」から始まる一連の活動を「マーケティング」と呼び、
そのスキルをすることで、食文化の国境を越え、新しい食文化を形成する食ブランドを支援/発掘/創出したいと考えております。

私たちの世代だけでなく、将来の世代が食を更に楽しむために、私たちは食文化発展の路(みち)を作ります。